デンマークの陶磁器メーカーロイヤル コペンハーゲンのイヤープレートは、日本の伊万里の染め付の影響を強く受けているらしく、絵付けは総て手書きで1908年に初年度版が作られてから、一枚も欠かすことなく現在まで毎年制作されている。1908年当時と変わらず コバルトブルーの陰影を美しく表現するアンダーグレイズ技法で制作され、100年以上という歴史があると言う。ロイヤル コペンクリスマスプレートとは、一年に一度クリスマスの時に、主人がご馳走を盛ったプレートを使用人に贈る習慣があり、使用人たちがそのプレートを壁にか けて 飾ったのが始まりといわれている。また、日本ではイヤープレートとして親しまれているブルーの絵皿は、デンマークではクリスマスプレートとして制作され ている。 ロイヤル コペンハーゲンのイヤープレートを制作する型は、その年に生産が終わるとすべて壊されるため、翌年以降は同じプレートは作ることが出来ない。現存するプ レートは制作当年中発売した物だけになる。僕自身も生まれた年のプレート大切にしています。